大つごもりの福の神(17)
昼間に道を教えて上げたお坊さんが、大けな腹になって布袋さんになって、太郎作の家へ人をぞろぞろ連れてきた。よう見ると、袋を背おうた大黒さん、釣竿をかついだ恵比須さん、いかめしい顔の毘沙門さん、美しい弁天さんから頭の長い寿老人さん、にこやかな顔の福禄寿さんの七福神が、どやどやっと家に入って、酒盛りが始まった。